【事業完了】新天町二丁目大型空き店舗利活用事業(新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業)/ボスティビルド3階の空きフロア解消

2023年11月11日土曜日

ボスティビルド 商店街 新天町

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今回の記事で解説するのは「新天町二丁目大型空き店舗利活用事業」(新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業)です。

ここ数年、宇部市の中心市街地活性化に関連して、新天町やその周辺では再開発などの様々な動きがありますが、これもその1つです。

どのような事業だったのでしょうか?

新天町二丁目大型空き店舗利活用事業(新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業)



この事業は、空きフロアとなっていたボスティビルド3階の活用を目指した事業です。
何か古い建物を取り壊して新築工事を行うわけではなく、既存の建物を活用する形で、2021(令和3)年度に行われたものです。

事業概要

この事業について、宇部市は以下のように説明しています。

本事業は、「宇部市中心市街地活性化基本計画」でまちづくりの種地として位置づけているボスティビルドの空きフロア(3階)を活用し、若者を中心に、活動や就労等の支援を受けながら、様々な人と交流できる若者支援施設(公共的機能)や不特定多数の人が利用できる健康関連施設(商業的施設)等を整備することで、利用者の利便性向上とにぎわい交流の創出を図るものです。

もともと、ボスティビルドという商業ビルはレッドキャベツ新天町店というスーパーだったのですが、同店は2019(平成31)年2月25日をもって閉店してしまいました。

その後、宇部市に本社を置く株式会社エムビーエス(リフォーム業など)の山本社長が私費を投じてビルを買い取り、商業ビル「ボスティビルド」として生まれ変わった経緯があります。

事業内容

その事業内容は、ボスティビルド3階に「にぎわい創出拠点施設」(賑わい交流施設)と「商業施設」を整備するというものです。

「にぎわい創出拠点施設」(賑わい交流施設)


にぎわい創出拠点施設とは、具体的には「若者ふりースペース」と「子育てサークルおおきくなぁれ(子育て支援センターときわ通り)」のことを指します。

▼にぎわい創出拠点施設(ボスティビルド3階)|宇部市公式ウェブサイト

以前は両施設とも他の公共施設に入居していましたが、前者は2022年5月4日より、後者は2022年5月6日よりボスティビルドにその活動場所を移しました。

▼常盤通りの新たなにぎわい創出拠点オープニングセレモニーの開催及び利用を開始します|宇部市公式ウェブサイト

商業施設


他方で、事業内容として並記されている商業施設ですが、具体的にどの施設が該当するのかは不明な点が多く、公開情報だけを見る限りでは分かりません。

宇部市の公開情報によれば、事業に関連する商業の施設について以下の記述があります。

公益施設を整備することによる空きフロアの有効活用に加え、公益施設の集客力に期待した民間テナントの進出により、施設内の空きフロアの解消に繋がった。

「新天町二丁目大型空き店舗利活用事業」として令和4年5月から2つのにぎわい創出拠点の利用を開始したが、当該建物内には令和3年度中にキッズスペースやヘルシーメニューをテーマにしたカフェもオープンしており、施設全体の魅力向上による集客効果が期待できる。

「ヘルシーメニューをテーマにしたカフェ」とは、恐らく「BOSSTY CAFE×タニタカフェ」であると思われますが、上記の2つの資料を読む限りでは、このカフェは事業によって整備された「商業施設」であるのかどうかについては解釈に余地が残り、断言できません。

加えて、事業はボスティビルド3階を対象としたものですが、このカフェが営業しているのはボスティビルド2階であるという点も、この疑問をさらにややこしくしています。

他に資料が見つからないため、事業の「商業施設」とはどれを指しているのか、そもそも「商業施設」は整備されたのかについては不明としか言えないのです。

もし何か情報をお持ちでしたらご一報頂けますと助かります!

現在のボスティビルド3階

事業が行われた2021(令和3)年度から2年ほど経過しましたが、2023(令和5)年11月12日現在、ボスティビルド3階には以下の施設が入居しています。

  • 若者ふりースペース
  • 子育てサークルおおきくなぁれ(子育て支援センターときわ通り)
  • 広島銀行 宇部支店

▼BOSSTY BLD|ボスティビルド

広島銀行宇部支店は、2022(令和4)年10月24日にボスティビルド3階へ移転してきました。

なお、宇部市と日本航空(JAL)との間で締結された「多様な働き方による新たな雇用機会の創出に関する協定」により、ボスティビルド3階には「JALナビア」のサテライトオフィスが入居しているはずですが、協定締結後に実際にオフィスが開設されたかどうかについては公開情報がないため不明です。

▼宇部市と日本航空が連携協定 「新たな雇用機会の創出」目指す - 山口宇部経済新聞

その他、新天町の再開発・空き店舗対策

2023(令和5)年現在、宇部市では中心市街地活性化のために様々な取り組みが行われています。
新天町に関連するものでは、以下のものがあります。

宇部新天町名店街区再生事業(新天町一丁目地区優良建築物等整備事業)

新天町一丁目で進められている再開発です。
古い建物を取り壊した区画に、8階建ての複合ビルを建設します。

▼【宇部市の商店街再開発】宇部新天町名店街区再生事業(新天町一丁目地区優良建築物等整備事業)-宇部交通都市趣味

新天町リボーンプロジェクト

新天町名店街の空き店舗対策です。
にぎわい宇部が管理している2つの物件を対象にして若者からアイデアを募集し、その実現を目指します。

▼【宇部市の商店街活性化】新天町リボーンプロジェクト/目指せ、空き店舗の解消!-宇部交通都市趣味

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お金がないので基本無料ゲームで遊んだり、フリーソフトで頑張っている人物です。/最近、再び読書をするようになりました。SF作品を好んで読みます。/写真を撮影するのが好きです!

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