【宇部市の商店街活性化】新天町リボーンプロジェクト/目指せ、空き店舗の解消!

2023年11月8日水曜日

商店街 新天町

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宇部市の市役所のすぐ近く、新天町にある商店街「新天町名店街」。
2023年現在、その店舗の約4分の1が空き店舗となっています。

今回の記事で解説する「新天町リボーンプロジェクト」は、そんな新天町名店街の空き店舗対策として進められている試みです。

新天町名店街の現状

新天町名店街は宇部市の市役所の近くにあります。
国道190号線の1本南側にある道路に沿う形で店舗が並んでおり、その道路の上にはアーケードがありますので雨の日でも安心です。


新天町名店街は立派なアーケードを持っていますが、残念ながら、その4分の1が空き店舗なのが現状です。

新天町を含めた中心市街地の空き店舗状況については、「にぎわい宇部」(宇部市指定の都市再生推進法人)が調査を行っており、以下のWebページから調査結果の閲覧ができます。

▼中心市街地 店舗&空き店舗情報&サブリース – 株式会社にぎわい宇部

新天町リボーンプロジェクト

そんな新天町名店街に降りるシャッターを1枚でも減らそうとするのが新天町リボーンプロジェクトです。

プロジェクト概要

このプロジェクトを宇部市は以下のように説明してます。

新天町名店街は、経営者の高齢化や後継者不足等により、多くの空き店舗が存在しています。
この空き店舗を若い世代が集う空間に再生することで、新天町名店街の活性化を図るとともに、周辺商店街や市役所周辺地域への新たな回遊性を促進し、地域全体のにぎわいを創出する「新天町リボーンプロジェクト」を立ち上げます。
このプロジェクトは、宇部にゆかりのある若い世代の方から、同世代が集う空間を創出するアイデアを募集し、そのアイデアを実現する民間事業者に対して、空き店舗をリノベーションする改修費や初期運営費の一部を補助するものです。

要約すると以下のようになります。

  1. 若者が新天町名店街に来たくなるような店舗アイデアを若者から募集
  2. そのアイディアの事業化を行いたい民間事業者を募集
  3. 実際に事業化する場合は宇部市が補助金を出した上で店舗改装工事を行い、営業を開始

対象となる空き店舗

対象となる空き店舗は2店舗です。
両物件はいずれも、にぎわい宇部が仲介しているサブリース物件でもあります。


▼宇部市新天町2丁目1−15(旧ブティックワタナベ)




▼宇部市新天町2丁目7−6(旧天狗屋)



1)アイディアの募集

募集したアイデアとは具体的には「対象物件を活用し、若い世代が集う空間を創出するための事業アイデア」というもの。
募集期間は2023年5月1日~6月30日の間でした。

応募資格は宇部市にゆかりがある18歳~30歳までの個人か、その個人から構成される団体で、なおかつ実際に事業化が行われる場合にはその計画立案に協力できることが条件です。

応募があったアイデアは以下の14つです。

  • シェアレストラン
  • シェアレストラン
  • 限定グッズショップ
  • トレーニングジム(無人経営)
  • 駄菓子屋・地域交流スペース
  • ドーナツ・アイス専門店
  • 物販・貸しスペース
  • コワーキングスペース
  • お茶屋・休憩所及びレンタルスペース
  • お香の販売・お香を用いた滞留空間
  • カフェ兼アートギャラリー
  • ボルダリング・足つぼ・おにぎりカフェ
  • サンドイッチ、スムージー等の製造販売
  • セレクトショップ

アイデアの詳細(PDFファイル)については以下のWebページから閲覧できます。
ただし、4番目と11番目のアイデア詳細は何故か掲載されていません。

▼新天町リボーンプロジェクト|宇部市公式ウェブサイト

2)民間事業者の募集

2023年8月10日まで間、応募があったアイデアの事業化を希望する民間事業者が募集され、同月19日には提案者と民間事業者のマッチング会が行われました。

宇部日報が報じたところによれば、マッチング会には13の民間事業者が参加したそうです。

▼【新天町リボーンプロジェクト】マッチング会の開催及び参加事業者募集|宇部市公式ウェブサイト

▼新天町リボーンプロジェクトのマッチング会に13事業者【宇部】|宇部日報 このまちメディアWeb

3)店舗工事と営業開始

予定では、8月中旬~10月中旬の間に事業実施計画を立案。
その事業実施計画を10月中旬から同月下旬の間に審査し、宇部市からの補助金交付の可否を決めることになっています。

肝心の補助金ですが、店舗改装費が補助率3分の2で上限700万円、設立・開業準備費が補助率10分の10で上限300万円です。

店舗の営業開始は2023年度中を目指していますが、アイデア応募者と民間事業者とのマッチング会以降、プロジェクトがどのように進んでいるのか公開されている情報はありません。

その他、新天町の空き店舗対策・再開発

新天町リボーンプロジェクト以外にも、新天町では空き店舗対策や再開発が行われています。

新天町二丁目大型空き店舗利活用事業(新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業)

まるき常盤通り店などが入居する「ボスティビルド」3階の空きフロアを活用する事業です。
「にぎわい創出拠点施設」(若者ふりースペース・子育てサークルおおきくなぁれ)の整備が行われました。

▼【事業完了】新天町二丁目大型空き店舗利活用事業(新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業)/ボスティビルド3階の空きフロア解消-宇部交通都市趣味

▼新天町二丁目地区暮らし・にぎわい再生整備事業|宇部市公式ウェブサイト

宇部新天町名店街区再生事業(新天町一丁目地区優良建築物等整備事業)

「34戸程度の住居を含む複合ビル」を整備する再開発です。
住居だけではなく「医療施設等」も入居する予定であり、2024年度中の完成を目指しています。

▼【宇部市の商店街再開発】宇部新天町名店街区再生事業(新天町一丁目地区優良建築物等整備事業)-宇部交通都市趣味

▼新天町一丁目地区優良建築物等整備事業|宇部市公式ウェブサイト

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お金がないので基本無料ゲームで遊んだり、フリーソフトで頑張っている人物です。/最近、再び読書をするようになりました。SF作品を好んで読みます。/写真を撮影するのが好きです!

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